[更新]2010.10.17

クルマノエホン作者一覧

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作者名

履歴

主な著作

関連HP

A

Alain Gree
(アラン・グレ)

1936年フランス生まれ。パリのEcole des Arts Appliquesでグラフィックアート・アトリエを学ぶ。その後Beaux arsts de Parisでファインアートを学び、フランステレビ局の子供向番組の制作・プロデューサを勤めた後、子ども絵本及び教育本の作家兼イラストレーターとして多くの書籍を出版。現在はグラフィックデザイナーとして、また広告等の出版物のエディターとして活躍中。

L'automobile」、「Petit Tom et le code de la route

Alain Gree

A

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Alberto Bellucci
(アルベルト・ベルッチ)

イタリアで有名な自動車ジャーナリストで、TVやマスコミで活躍。

LE AUTOMOBILI・1000 MODELLI DI TUTTO IL MONDO DALLE ORIGINI AD OGGI

A

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Albert L.Lewis
(アルバート・L・ルイス

1915年生まれ、ボストン育ち。ごく若いときから出版と広告の仕事に従事。とくに模型飛行機に強い関心を持ち、1938年には模型飛行機協会(AMA)の会長の要職につく。一方、「エア・トレイルズ」「ヤングメン」など、現在では熱心な収集家たちの間で引っ張りだこになっている雑誌の編集者として名を挙げ、出版界で革新的・指導的な役割を果たした。またフリーのライターとして「クリスチャン・サイエンス・モニター」「ボストン・ヘラルド・トラベラー」などに寄稿。晩年はエアロ・ファイル・ブックスの編集長、コンデナスト社の自動車部門編集者を兼任。1974年死去。

AUTOMOBILES OF THE WORLD(世界自動車図鑑 -誕生から現在まで)

A

Aman, Kimiko
あまんきみこ

1931年、旧満州撫順市生まれ、大阪府立桜塚高校を経て、日本女子大学(通信)卒業。新日本童話教室第一期生。1968年、同人誌「びわの実学校」に掲載した短篇をまとめた『車のいろは空のいろ』を刊行し、日本児童文学者協会新人賞、野間児童文芸推奨作品賞受賞。『こがねの舟』(ポプラ社)で旺文社児童文学賞、『ちいちゃんのかげおくり』(あかね書房)で小学館文学賞、『おっこちゃんとタンタンうさぎ』(福音館書店)で野間児童文芸賞、『だあれもいない』(講談社)でひろすけ童話賞を受賞、「車のいろは空のいろ」シリーズ(全3巻)で赤い鳥文学賞特別賞、『きつねのかみさま』(以上ポプラ社)で日本絵本賞など多くの賞を受賞。

車のいろは空のいろ」、「こがねの舟」(ポプラ社)、「ちいちゃんのかげおくり」(あかね書房)、「おっこちゃんとタンタンうさぎ」(福音館書店)、「だあれもいない」(講談社)、「きつねのかみさま」(ポプラ社)

こんにちは!絵本作家さん あまんきみこ

A

Amano, Toru
天野 徹

1952年生まれ。徳山工業高等専門学校校長。東京大学工学部卒業後、科学技術庁入庁。科学技術振興事業団科学技術理解推進部長、文化庁長官官房審議官を経て現職。

監修に「未来を走れハイブリットエコカー」を含めた世界を変えた日本の技術 科学読み物シリーズ

A

Ando, Toshihiko
あんどう としひこ
安藤俊彦

静岡県生まれ。桑沢デザイン研究所グラフィックデザイン科卒業。桑沢卒業後、画家松井ヨシアキ氏に師事して本格的に絵を志す。広告プロダクション、イラストレーション部を経てフリーランスになる。以後現在まで、あらゆるジャンルの広告、雑誌中心にイラストレーター&自動車画家として活躍中。最近は海外(主にヨーロッパ)に飛び、街・人・ファッション・食・風景などを描いている。日本自動車アーティスト協会(JAAA)会員。神奈川県在住。

あかくん まちをはしる」 「はらぺこじどうしゃ いらっしゃい

monoがたり(前)
同上(後)
プロの語りごと(前)
同上(後)

A

Andreas Greve

1953年ドイツのハンブルク生まれの著作家、イラストレーター。現在までに10冊の児童書を書き、これは彼の4作目にあたる。彼自身も旅行に関心があり、メキシコや日本、グリーンランド等を旅しているそうだ。

Christopher's Dream Car

A

Asaba, Katsumi
浅葉克己

1940年神奈川県生まれ。桑沢デザイン研究所、ライトパブリシティを経て、75年浅葉克己デザイン室を設立。サントリー「夢街道」、西武百貨店「おいしい生活」、武田薬品「アリナミンA」、ミサワホーム「家ではスローにん」等、数々の広告を手がける。民主党ロゴマークを制作。日本アカデミー賞、紫綬褒章など受賞多数。東京ADC委員、東京TDC理事長、JAGDA理事、国際グラフィック連盟日本代表、東京造形大学・京都精華大学客員教授。卓球六段。’08年に21_21 DESIGN SIGHT「祈りの痕跡。」展を開催。同展の空間デザインと出品作品「浅葉克己日記」で2009年ADCグランプリを受賞。

のりたいくるまどれ?

浅葉克己
デザイン室

B

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Bettina Paterson

ロンドン在住、20年以上のキャリアを持つイラストレーター。

「Shiny Garage(Le Grand Garage)」

B

Bruno Heitz

フランスのイラストレーター、コミック作家。1957年フランス北東部のナンシー生まれ。18歳のとき、自転車に乗ってイタリアに引っ越す。その後、1975年にフランスのプロヴァンス地方アルルに移り住んでからは、様々な児童書や漫画(バンド・デシネ=BD)の執筆活動を始め、現在に至る。

「Boucherie Charcuterie, même Combat」、「Un privé à la Cambrousse」、「Une Magouille pas Ordinaire」、「Le Bolet de Satan」、「Très Très Loin」、「Virage Dangereux」('00)

B

Bruno Munari

1907年ミラノ生まれ。イタリアの前衛美術運動の一つ(後期)未来派に参加し、絵画や彫刻を制作。1933年に代表作『役に立たない機械』を発表。1942年に絵本『ナンセンスの機械』(原題『ムナーリの機械』)を刊行、この頃より子どもの創造力を育てるための絵本づくりを手がけ始める。1948年創立メンバーの一人として具体芸術運動(Movimento Arte Concreta)に参加。同年、児童のための新しい様式の絵本7種を発表。1954、55、79年に優れたデザイナーに与えられるコンパッソ・ドーロ賞を受賞。1956年よりプロダクト・ブランド、ダネーゼとのコラボレーション開始。1967年ハーバード大学でビジュアル・デザインの講座を担当。1974年国際アンデルセン賞受賞。1998年91歳で死去。 「芸術としてのデザイン」(ダヴィッド社)、「ファンタジア」「デザインとヴィジュアル・コミュニケーション」「モノからモノが生まれる」「芸術家とデザイナー」(みすず書房)、絵本「木をかこう」「太陽をかこう」(至光社国際版絵本)、「闇の夜に」(河出書房新社)、Cappuccetto Giallo(Little Yellow Riding Hood)

日本ブルーノ・ムナーリ協会

C

 

Chris Gall アメリカのイラストレーター、作家。今までに50以上の大きな賞を受賞しており、彼の作品はアメリカ中のあらゆる出版物で見ることが出来る。2009年に「DINOTRUX」でPublishers Weekly Best Children's Bookを受賞。クラシックカーのレストアが趣味で、あらゆる種類の飛行機を操縦することもできる。プロのコメディアンであったことさえある。現在アリゾナ州、Tucsonに妻と一匹の猫と在住。愛車はフォードのピックアップトラック。アリゾナ大学の芸術学の非常勤講師も務める。 DINOTRUX」、「America the Beautiful」「Dear Fish」「There's Nothing To Do On Mars」(Little Brown社)

Chris Gall

C

Christian Epanya
(クリスチャン・エパンニャ)

カメルーン生まれ。石油会社勤務後フランスに移住し、エミール・コール美術学校で学んだ。1993年にボローニャ国際絵本原画展ユニセフ賞を受賞し、イラストレーションの仕事を始める。現在はフランスやアメリカの雑誌イラストレーションや児童書の挿絵等を多く手がける。

おじさんのブッシュタクシー

D

David A Carter
(デビッド・A. カーター)

1957年ソルトレークシティ生まれの絵本作家。ユタ州立大学卒業後、書籍デザイナーとして民間会社に勤めるが、1897年以降フリーとなり、60点以上の有名なポップアップ・ブックを出版。その中には、全米でベストセラーになった「はこのなかにはなんびきいるの?」(How Many Bugs in a Box?)をはじめとする、むしむしシリーズがある。やはり同じイラストレーターの彼の妻Noelle Carter との共著も多数。

Cars!Cars!Cars!」、「はこのなかにはなんびきいるの?」( 大日本絵画)

Who's Under That Hat?

D

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Derek Radford
デリク ラドフォード)

HARRY AT THE GARAGE

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Emu, Namae
エムナマエ
(生江雅則)

東京生まれ。本名、生江雅則。70年、慶応義塾大学法学部在学中にイラストレーターとしてデビュー。当時の渡辺茂男教授の教室で児童文献を学んだ。84年まで子どもの本で活躍。86年に若年性糖尿病により失明。89年、処女長編童話で児童文芸新人賞受賞。90年、全盲のイラストレーターとして活躍。92年、サンリオ美術賞受賞。98年のニューヨーク個展が認められ、2000年に幼児のための総合コレクションで北米デビュー。

みつやくんのマークX」、「あしたのねこ」(金の星社)、画集「夢の力」(愛育社)

ようこそ エムナマエ 夢の力

E

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Enzo Angelucci
(エンツォ・アンジェルッチ)

飛行機や船の本、児童向け図書など多数執筆。

LE AUTOMOBILI・1000 MODELLI DI TUTTO IL MONDO DALLE ORIGINI AD OGGI

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Forrest Wilson
(フォレスト・ウィルソン)

イギリスのスコットランド生まれ。子供向けの漫画の原作、ラジオドラマの脚本などの文筆活動を20年続けた後、1978年に“スーパーばあちゃん(Super Gran)シリーズ”の第1巻を発表、たちまち人気作家となった。

空とぶ自動車スキマー作戦」ほか、スーパーばあちゃんシリーズ(くもん出版)

F

Franz-Joseph Huainigg
(フランツ=ヨーゼフ・ファイニク)

1966年オーストリア生まれ。クラーゲンフルト大学にてドイツ語およびメディアコミュニケーションを学ぶ。幼児の頃の予防接種の副作用で両足麻痺となり、以来、車いすの生活。オーストリア教育・文化省のためのメディア教育活動に携わり、「自分で人生を決めよう」運動その他の障害者活動を積極的に主導。現在、オーストリア国会議員。結婚してふたりの娘と暮らしている。

わたしの足は車いす

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Fujimoto, Kenji
藤本堅二

じどうしゃにのった

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Fukuyama, Kazuaki
福山一章

のりたいくるまどれ?

F

Fushimi, Misao
ふしみ みさを

1970年埼玉県生まれ。洋書絵本卸会社勤務を経て、フランス語、英語を中心に子どもの本の翻訳や紹介につとめている。

訳書に「フランチェスカ」(教育画劇)、「きいろくつした」(パロル舎)、「あいにいくよ、ボノム」「しらないひと」(講談社)、「なつのゆきだるま」(岩波書店)、「いたずらシャルル

G No Image

Gerard Grée

Petit Tom et le code de la route

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Gotoh, Miwako
後藤みわこ

名古屋市生まれ。春日井市在住。日本工学院専門学校放送制作芸術科卒業。子育ての中で童話創作を始める。第17回福島正実記念SF童話大賞(2000年)を受賞した『ママがこわれた』(岩崎書店)がデビュー作。

未来を走れハイブリットエコカー」、「いのちがばちん」(学研)、「もえて!デゥエット」(汐文社)、「ヘリウムなふたり」(朝日中学ウィークリー)、「だいすきミステリー」(偕成社)、「元気がでる童話」(ポプラ社)

Stargazer

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Göran Uggla
(ヤーン・アグラ)

UR VÄGEN

G

Grace Maccarone
(グレース・マカローン)

彼女は30冊以上の著作がある児童書作家。その中には、ベストセラーとなった"Itchy, Itchy Chicken Pox"やFirst-Grade Friendsシリーズ、最近では"A Child Was Born"などがあり、いずれの作画もSam Williamsによるものである。現在はグリーンバーグ(ニューヨーク)に在住。

Cars!Cars!Cars!」 、「Itchy, Itchy Chicken Pox」、「A Child Was Born」

H

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Hatasawa, Yuko
はたさわゆうこ
(畑澤裕子)

1960年秋田県生まれ。上智大学文学部ドイツ文学科博士後期課程修了。明治薬科大学、東邦大学で、ドイツ語担当非常勤講師を務める。専門はドイツメルヘン文学研究。

訳書に「あおバスくん

H

Hergé
(エルジェ)

エルジェことジョルジュ・レミ(Georges Remi)。エルジェというペンネームは本名のイニシャルGRを逆さにしたRGをフランス語読みした音「エルジェ」に「Hergé」の文字を当てたもの。1907年ブリュッセル生まれ。少年時代はボーイ・スカウトに傾倒し、その頃よりドローイングを開始するが1923年より本格的に「ベルギー・ボーイスカウト」誌に作品を発表しはじめる。1928年に新聞の若者向けウィークリー増刊号「プチ20世紀」のチーフ・エディターとなり1929年には自作の「タンタン、ソビエトへ」が同紙に掲載。またたく間に人々の人気を博した。それ以後、タンタンとスノーウィをコンゴ、アメリカ、中国、はたまた月まで送り続け、世界中を駆け巡る23話のタンタン冒険シリーズを我々に残している。ヨーロッパ・コミックの父と称される彼の作品は、今日においても様々なアーティストに影響を与え続けている。1983年3月3日、白血病により死去。

タンタンのコンゴ探検

TINTIN Japan
Les autos de Tintin

H

Hishinoki, Akirako
菱木晃子

1960年、東京都に生まれる。スウェーデン法の研究者であった父の影響で、幼い頃よりスウェーデンの文化に親しんで育つ。慶應義塾大学卒業後、スウェーデンのウプサラでスウェーデン語を学び、帰国後、スウェーデン語の子どもの本を中心に、紹介と翻訳に励む。1996年から2001年まではオランダで暮らし、オランダ語国家検定試験上級に合格。現在、夫とともに、横浜市在住。

訳書に「プップー!」「ブルン!」「ウーッ!(フレーベル館)、セーラーとペッカ、町へいく(偕成社)

北欧文学翻訳 菱木晃子公式ホームページ

H

Hida, Hiroaki
飛田浩昭

1953年東京都生まれ。筑波大学大学院カウンセリング専攻修了。立教英国学院、青山学院初等教諭を経て、現在同部長(校長)。
 

ジーゼル・ストーリー」、「ハロー・ミスターチップス―再訪、再考、英国の学校教育と社会と」(萱原新書)、「感興の英国」(三青社)

H

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Hirayama, Teruhiko
平山暉彦

1938年大阪生まれ。大阪市立工芸・美術科で学ぶ。広告代理店クリエイティブ部門で広告制作に携わった後、1990年からフリーランスのイラストレーターとなり、雑誌・単行本の表紙や挿絵などを手がける。東京都在住。

「羊の皮を被った狼たち」「サーキットを駆ける狼たち」(ともに二玄社)、「栄光に彩られたスポーツカーたち」(三樹書房)、絵本に「出動119番」(講談社)、「ブルブルさんのあかいじどうしゃ」「へんてこロボットのぼうけん」(「こどものとも年中向き」第204号)「しょうたくんと牧野博士のタイムトラベル」シリーズ(「おおきなポケット」、以上福音館書店など多数

H

No Image

Hirono, Toru
広野徹

1935年横浜に生まれる。武蔵野美術大学油彩科を経て、現在デザインから油絵まで幅広いレパートリーを持つイラストレーター。生まれ育った横浜を紹介した「野毛ストーリー」や「新本牧ストーリー」(神奈川サンケイ新聞連載)の挿絵を担当している。

ポルシェ 自動車を愛しすぎた男

H

Horiuchi, Seiichi
堀内誠一

1932年東京都向島生まれ。父親が図案家で幼い頃からアートやデザインに触れていた。わずか15才で伊勢丹の宣伝部に所属しその才能を発揮。初めて刊行された絵本は「くろうまブランキー」。その後100冊以上の名作絵本や挿し絵を描いた。絵本作家の他、グラフィック・デザイナー、エディトアル・デザイナーとしても多種多彩の才能を発揮。マガジンハウス刊雑誌「アンアン」「ポパイ」「クロワッサン」「ブルータス」など多くのタイトルロゴデザインやアートディレクターも手掛ける。

たろうのおでかけ」、 「くろうまブランキー」(福音館書店)

堀内誠一

I

Ian Fleming
(イアン・フレミング)

“007”シリーズの原作者、ジェームズ・ボンドの生みの親でもある。本名Ian Lancaster Fleming、1908年イギリス・ロンドン生まれの冒険小説家。国会議員の家庭に生まれ、陸軍士官学校卒業後、銀行や問屋を経て、ロイター通信の支局長(外信部長)としてモスクワに赴任。1939年から英国諜報機関MI6(SIS)に勤務、第二次世界大戦中は実際に安全保障調整局(BSC)のスパイとして活動する。終戦後、ジャマイカの別荘「ゴールデンアイ」に居住。1953年に、それまでの経験をもとに「ジェームズ・ボンド」シリーズ第1作となる長編「カジノ・ロワイヤル」を発表する。1964年に遺作となった「黄金の銃をもつ男」を校正中に心臓麻痺で死去(56才)

チキチキバンバン まほうのくるま

Ian Fleming Centre

 

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Ian Graham
(イアン・グラハム)

1953年生まれの英国のサイエンスライター。英国北アイルランドの首府、ベルファーストに生まれ、ロンドンのシティ大学で応用物理学を学ぶ。同大学院で科学技術のジャーナリズムを専攻し、修士号を取得する。その後、家電雑誌の編集者を経て、フリーランスのライター、ジャーナリストとなる。以降、100冊以上の科学技術を中心とした児童向けノンフィクション本や多数の雑誌の記事を書いている。

のりものスピード図鑑1 くるま

I

Igarashi, Heitatsu
五十嵐平達

1924年生まれ。旧制都立工業専門学校(現在の首都大学東京工学部)で機械工学を専攻した技術者、自動車史家。いすゞ自動車研究部員を経て、1950年よりフリー。日本最初のカーデザイナーとして日産、ヤナセ等で造形に参加。デザイン・歴史の造形も深く、専門書への寄稿も数多い。クラシックカーや模型など、多彩な趣味人でもある。晩年はトヨタ博物館の監修者、ヒストリカルアドバイザーとしてご活躍され、彼の収集した膨大な資料は同博物館図書閲覧室特別閲覧室「五十嵐文庫」として一部公開されている。2005年に自動車文化の普及と歴史記録に尽力という理由で日本自動車殿堂入り。

世界の名車 絵で見るくるまの文化史

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Ikeda, Kenji
池田献児

じどうしゃ

I

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Ikuta, Shinobu
生田信夫

1938年、旧満州生まれ。本名、竹内泰之。東京大学教育学部卒。出版社勤務の後、放送作家を経て、現在翻訳業に従事。

訳書に「空とぶ自動車スキマー作戦」ほか、「おばけのボロジャグチ」「なかなおりの学芸会」「ゆかいな三人組たんてい団」(学研)

I

Inoue, Yosuke
井上洋介

1931年東京生まれ。1954年武蔵野美術学校西洋画科卒業後、漫画、イラストレーション、本の挿絵などで幅広く活躍。 1965年に文藝春秋漫画賞を受賞。絵本の分野へも本格的に進出し、『くまの子ウーフ』シリーズなどで絵を担当した後、自作絵本を次々と発表。ダイナミックな驚きと不思議な笑いに溢れた絵本は「ナンセンス絵本」と呼ばれ、小学館絵画賞、日本絵本大賞など数々の賞を受賞し、人気を集めている。油絵、版画、水墨画などの創作も続け、都内などで個展を多数開催。2002年には市川市民文化賞奨励賞受賞。60年以上、千葉県市川市に居を構え、創作を続けている。

「ぶんぶくちゃがま」(ミキハウス)、「ねずみのしっぱい」(アリス館)、「ちいさいエホン」シリーズ(ほるぷ出版)、「lくまの子ウーフ」シリーズ(ポプラ社)、「ふしぎなやふどや」(福音館書店)、「だいくとおにろく」(鈴木出版)、「月夜のじどうしゃ

井上洋介さんインタビュー

I

Isaac Asimov
(アイザック・アシモフ)

1920年に(ソ連になる前の)旧ロシアに生まれたが、3歳のときにアメリカに移住し、のちに帰化する。彼はコロンビア大学で化学博士号を取得した後、ボストン大学医学部で教鞭をとっていた生化学者であったが、非常に多くの著作を残した作家であり、そのテーマは、科学、言語、歴史、聖書等々非常に多岐にわたる。特にSFおよび一般向け科学解説書、また推理小説作家としてよく知られている。その中でもロボットをテーマにするものが得意である。その業績の一つとして、彼の作品である「われはロボット(I,Robot)」の中で有名な「ロボット工学三原則」というものを打ち立てている。

「夜きたる」「サリーわが恋人」(ハヤカワSF文庫)、「われはロボット」、「アシモフ自伝」

Isaac Asimov Home Page

I

Ishii, Momoko
石井桃子

数々の欧米の児童文学の翻訳を手がける一方、絵本や児童文学作品の創作も行い、日本の児童文学普及に貢献した第一人者。1907年、埼玉県浦和市生まれ。日本女子大学英文学科卒業。1933年まで、文藝春秋に勤める。1940年に岩波書店より『クマのプーさん』を翻訳出版。1950年より岩波書店の嘱託となり、『岩波少年文庫』の企画編集に携わる。初の創作『ノンちゃん雲に乗る』はベストセラーとなり鰐淵晴子主演で映画化、同作で1951年、芸術選奨文部大臣賞受賞。1954年、菊池寛賞受賞。1993年、日本芸術院賞、1995年、『幻の朱い実』で読売文学賞受賞、1997年、芸術院会員。児童文学界のみならず、文学界の最長老である。『石井桃子集』全7巻がある。盟友の松岡享子と共に東京子ども図書館を設立した。

「ノンちゃん雲に乗る」(福音館書店)、「幻の朱い実」(岩波書店)、訳書に、「クマのプーさん」(岩波書店)、「ちいさいおうち」(岩波書店)、「はたらきもののじょせつしゃけいてぃー

石井桃子さんの本
東京こども図書館

I

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Ishikawa, Motoko
いしかわもとこ
(石川素子)

1962年東京生まれ。10歳から13歳まで旧西独に滞在、現地の小学校・ギムナジウムに通う。東京大学大学院人文科学研究科独語独文学専門課程修了。ドイツ語圏の児童書の翻訳・紹介に従事、二児の母でもある。

訳書に「あおいバスといたずらオトカー

I

Ito, Masamichi
いとう まさみち
(伊藤正道)

1956年、神奈川県生まれのイラストレーター。早稲田大学社会科学部卒業。大阪ガス、きらら397、泉州銀行、JTBのキャラクターデザイン、そのほか、広告・出版・パッケージなど幅広い分野のイラストレーションを手がけている。鎌倉稲村ガ崎にジオジオファクトリーというギャラリー+ショップを開いている。

アンシャンテがやってきた」、「マフィーくんとジオじいさん」(小学館)、「タイニイ・トゥインクルとおかしの島」(BL出版)、「Tiny Santa」(青心社)

giogio factory

I

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Ito, Yasuo
伊藤悌夫

1924年生まれ。千葉工大中退。メルヘン・乗り物画等の作品が多い。

F1のチャンピオン」、「デゴイチものがたり」「はしれ、じょうききかんしゃ」「アルプスのちいさなSL」(岩崎書店)、「世界のメルヘン」(講談社)、「いばら姫」(チャイルド本社)、「トルストイの童話」(小学館)

I

Imamjura, Kojiro
今村幸治郎

イラストレーター。1953年5月1日和歌山県生まれ。1975年武蔵野美術大学美術学科油絵専攻卒業。

夢の車」、「ロボコンランドの1・2・3・4」、「月のこどもたち」(スタジオ2CV)、「愛してます」(パルコ出版)、「うぉー」(宝島社)、「きんぎょひめ」

kojiro art museum

J

James Krüss
(ジェームス・クリュス)

1926年、ドイツ・ヘルゴラント島生まれ。リューネブルグの高校で教職を学び、1948年に卒業した後、教師、ラジオのレポーター、編集者、ジャーナリストなどの仕事をしながら、作家としての生活を始める。1949年に南ドイツ新聞に子どものための詩を発表したのが、子どものための最初の仕事で、その後、次々に児童書を書くようになった。現在までに140冊以上の著作があり、ベルリンには、彼の名にちなんだ小学校も建てられているほど、戦後のドイツ語圏で人気のある児童文学作家のひとり。1960年ドイツ児童文学賞、1968年国際アンデルセン賞受賞。1997年没。

Der Blaue Autobus」、「たびにでたろめんでんしゃ」「きかんしゃヘンリエッテ」「ゆうびんひこうきこうのとりごう」(フレーベル館)

James Krüssホームページ

J

James Stevenson
(ジェイムズ・スティーブンソン)

1929年米国ニューヨーク州生まれ。雑誌「ニューヨーカー」の表紙や挿絵を描く一方、70年代の初めから絵本の創作を初め、100冊以上にのぼる作品を発表している。ペンとインクで描いたものに水彩で色をつけた軽快な画風で、コミカルなものから心に染み入る内容のものまで巧みに表現し、人気を集めている。児童向け読み物や詩集の著作もある。米国コネチカット州在住。

Are We Almost There?

James Stevenson

J

 

Janosch
(ヤーノシュ)

本名はホルスト・エッケルト(Horst Eckert)。1931年3月11日、現ポーランドにある工業都市ツァボルツェ(昔のドイツ、ヒンデンブルク)に生まれる。1944年から53年まで鍛冶屋や工場で働く。ミュンヘンの美術大学で絵を学ぼうとするが挫折。その後、画家、詩人、子どもの本の作家として活躍。1950年代はパリとミュンヘンで過ごし、現在は、カナリア諸島で海と太陽を満喫しながら暮らしている。ドイツでは、200冊以上の本を出版、絵本の登場人物がキャラクター商品化されるほどの人気の作家。夢みるパナマ きみのパナマを探しにいこう』(きんのくわがた社)でドイツ青年書籍賞受賞、小説に授与されるアンドレアス グリュフィウス賞などの受賞歴もある。

それゆけ、フェリディナント号」、「ぼくがげんきにしてあげる」「ぼくがおうちでまっていたのに」(徳間書店)、「おばけリンゴ」(福音館書店)、「ぼくはおおきなくまなんだ」(文化出版局)

ヤーノシュOfficial Site

J

 

Jean Graton
(ジャン・グラトン)

1923年、フランス、ナント生まれのベルギー人。16歳から造船場で働き始め、その後、1947年にブリュッセルに移り住み、アニメーションや広告会社に勤務する。前述のように1957年よりMVを執筆。80歳を過ぎた今でも現役である。94年、シリーズ57作目となる“La piste de jade(シャドの走路)”以来、息子のフィリップが参加をはじめ、主にストーリーを担当し、ジャンが変わらず絵を描いている。現在“スタジオ・グラトン”の本拠地はベルギーのウックル。

Michel Vaillant

Michel Vaillant.com

J

Jinzaki, Masae
陣崎真枝

大阪生まれ、東京都在住。大阪教育大学美術学科卒業後、立体造形会社、デザイン会社勤務を経て、2002年よりフリーのイラストレーターとなる。 出版、広告、webなどでイラスト制作実績多数。

ポルシェ博士の3つの夢

イラストレーターJinJInのサイト

J

John Burningham
(ジョン・バーニンガム)

1936年イギリス生まれ。問題児だったのかどうかは不明だが、少年時代は10回も転校を繰り返し。ロンドンのセントラル美術学校卒業。兵役を拒否し、スラム街を掃除したり、農場や森林、病院で働いたりした豊富な経験が、後の絵本のお話に生かされている。1964年、はじめて手がけた絵本「ボルカ」でケイト・グリーナウェイ賞を受賞。その後「ガンピーさんのふなあそび」で再度受賞した。1971年には、80日間44000マイルの世界一周旅行をしており、日本にも立ち寄り、それが絵本「80日間世界一周」となった。また、「おじいちゃん」は、エミール/クルト・マッシュラー賞を受け、アニメーション映画にもなった。1964年、絵本作家のヘレン・オクセンバリーと結婚し、3人の子どもがいる。

チキチキバンバン−まほうのくるま−」「ガンピーさんのドライブ」「ガンピーさんのふなあそび」(ほるぷ出版)

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Julie Collimngs

RESCUE TRUCKS

K

Kagemaru, Joya
影丸譲也

1940年大阪市出身の漫画家。1957年、単行本『怪獣男爵』(大阪・あたみ社)でデビュー。1963年に上京。後に、日の丸文庫の『影』誌において、影丸譲也の名前に変更した。その後も次々と作品を作り続ける。代表作には「八つ墓村」「悪魔が来りて笛を吹く」(横溝正史の名探偵・金田一耕助の事件簿シリーズ)や「白鯨」「怪奇大作戦」「私は貝になりたい」「空手バカ一代」「ワル」など多数。2003年には「ワル・最終章」を成人雑誌に掲載。ペンネームを影丸穣也に変更。その後 NHKの人気番組「プロジェクトX」やNHK大河ドラマ「義経」のコミック版を制作。影丸穣也によって漫画化された後、映画化・Vシネマ化された作品も多数。

劇画トヨタ喜一郎」、「空手バカ一代」「ワル」

K

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Kai, Toshihiro
甲斐謙二

1952年、大分県出身。手塚プロダクションのチーフアシスタントを経て独立、児童誌などを中心に執筆。キャラクター物やイラスト、企業漫画などを手がけている。

「合戦日本史」(学研)、「マンガ日本の古典」(河出書房新社)、「ウォルストリート物語」(角川書店)、産業情報シリーズ「豊田喜一郎伝」「富士通・東京電力」(国際出版研究所)

K

Katagiri, Toshihiro
片桐利博

1971年石川県生まれ。「映画を撮る」と野望を持ち上京も、なぜかイラストレーターをめざし、なぜかデザイナーに。そしてなぜかマンガ家を志し、双葉社の新人漫画賞に応募、最終選考に残るも、あえなく落選。そのときの担当者が、なぜか小学館に紹介。「THE BEATLES」でデビュー。なぜか映画は撮っていない。

「THE BEATLES」、「ワーゲンを抱きしめたい

K

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Kamitane, Misuzu
上種ミスズ

1940年生まれ。山口県の宇部学園女子高等学校を卒業後、防府医師会付属看護学院を経て、看護婦生活に入る。シェクリーの短編集を読んでSFの虜となり、本作で1971年の第12回講談社児童文学新人賞、および1972年第10回野間児童文芸新人賞を受賞する。その後、本作の続編らしい「銀河の守護者」全4巻を執筆する。

天の車」「銀河の守護者」

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Kameyama, Ryuki
亀山竜樹

日本の翻訳家、作家。1922年佐賀県生まれ。東京大学文学部インド哲学科卒業。日本児童文芸家協会理事、少年文芸作家クラブ会長を務めた。

赤いロボット自動車」、訳書に「はるかなるわがラスカル」(角川書店)「ハリスおばさんシリーズ」(講談社)、「宇宙人ビッグスの冒険」(岩崎書店)、「三本足シリーズ」(学習研究社)

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Katayama, Ken
片山 健

1940年東京生まれ。武蔵野美術学校商業デザイン科卒。1968年本書の製作以後10年以上絵本製作からはなれ鉛筆画を描きつづけた。子どもの誕生以後、再び絵本の製作に取り組む。「おなかのすくさんぽ」「どんどん どんどん」は長男、「コッコさん」シリーズは娘との生活の中で生まれたという。1993年「タンゲくん」(福音館書店)で講談社出版文化賞を受賞。1996年「でんでんだいこのいのち」(童心社)で小学館児童出版文化賞を受賞。1998年「きつねにょうぼう」で日本絵本大賞受賞。

ゆうちゃんのみきさーしゃ」、「タンゲくん」「きつねにょうぼう」(福音館書店)、「でんでんだいこのいのち」(童心社)、「美しい日々」(幻燈社)、「迷子の独楽」(北宋社)、「いる子ども」(パルコ出版)、「わたしの遠足日記」(晶文社)

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Kawaguchi, Keiko
川口恵子

タンタンのコンゴ探検」 (訳書)

TINTIN Japan

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Ken Wilson-Max
(ケン・ウィルソン‐マックス)

1965年ジンバブエ生まれ。ジンバブエの首都ハラレ(Harare)で芸術を学んだ後、英国London College of Printing(現London College of Communication)に学ぶ。ジンバブエの広告制作会社を経て、英国の出版社やBBCのデザイナーとして働く。現在はフリーのグラフィックデザイナー、イラストレーター。英国ロンドン在住。ジンバブエでは数々のデザイン賞を受賞。「あかいちびひこうき」では1996年米国の「子どもたちの選んだ児童書」賞を受賞。

Big Black Taxi」、「きいろいでかでかタクシー」「みどりのけんいんしゃ」「あかいでかでかしょうぼうじどうしゃ」や「あかいちびひこうき」(JULA出版局)

 

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Kimoto, Shoji
木本正次

1912年(大正元年)、徳島県生まれ。神宮皇学館卒業後、大阪毎日新聞社入社。以後、報道部長(中部)、ラジオ報道部長(西部)、整理部顧問(大阪)、出版局参与(大阪・東京)等を歴任。「黒部の太陽」は、編集委員(東京)在任中に毎日新聞に連載した作品。その間、作家としても活躍し、1960(昭和35)年に『刀塚』が直木賞候補になる。1967(昭和42)年に毎日新聞社を定年退職後、作家に専念。主として企業と人間のかかわりを題材にした作品を続々発表し、「ノンフィクション・ノベル」分野を確立させた。1995年(平成7)年、82歳で没。

劇画トヨタ喜一郎」の原作、「黒部の太陽」(信濃毎日新聞社

木本正次の著作

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Kimura, Sadao
木村定男

1922年生まれ。美術学校の洋画科に学び、卒業直前、海軍に出征。復員後、美術教師の傍ら「のりもの絵本」画家となる。ずばぬけたデッサン力で描いたC62型蒸気機関車や流線型電気機関車のEF58型のひく特急すばめ号は評判となり、木村定男の描いた表紙が全国の書店店頭に並んだ。昭和30年代は多忙を極め、居を大阪より逗子に移した。図鑑の仕事では、海外まで取材に出かけた。晩年は、油彩作品群や東武博物館ポスターを残し、生涯「のりもの」画家に徹した。1999年没。

じどうしゃ 木村定男
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Kinjo, Masanobu
金城正信

愛媛県で総合リサイクル業を営む金城産業?の代表取締役社長。自動車リサイクルとしては、グループ企業愛媛オートリサイクルも経営。家業が金属リサイクル業だったが、大学卒業後、広告代理店でイベントに携わっていきたいと思っていたのが父親と見学した製鉄所を見てから一転、家業へ。日本青年会議所に出向し、国連大学でゼロエミッションについて学ぶとともにドイツへの環境ミッションに参加する。これを機会に循環型の社会を作るために貢献したいと考え、市民活動をはじめNPOに積極的に関わるとともに事業活動にも取り組み始める。現在は環境NPOエコステーション松山の理事長も兼任。また、2004年から「坊ちゃんスタジアムをプロ野球の本拠地にする会」を設立し代表として坊ちゃんスタジアムをプロ野球の本拠地にする活動に取り組んでいる。

まほうのクルマ工場

金城産業?
エコステーション松山

坊ちゃんスタジアムをプロ野球の本拠地にする会

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Kitada, Takuji
北田卓志

1921年東京都生まれ。東京工業専修学校機械科卒業。その後、絵本、児童出版物等の挿画執筆。1958、59年度日本童画会賞、1962年小学館絵画佳作賞受賞。1992年没。

車のいろは空のいろ」、「もりたろうさんのじどうしゃ」、「ぽっぽおーよぎしゃ」(至光社)、「山ねこおことわり」(ポプラ社)、「トムとチム」シリーズ(ひくまの出版)、「チョコレート戦争」(理論社)、「さとるのじてんしゃ」(小峰書店)

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Koide, Shogo
小出正吾

1897年静岡県に生まれる。1990年没。早稲田大学商学部卒業。1938年(昭和13年)に『太あ坊』で第2回童話作家協会賞を受賞。さらに1940年(昭和15年)に刊行した童話集『白い雀』で注目を集めた。1966年(昭和41年)からは日本児童文学者協会会長に就任した。1975年(昭和50年)に『ジンタの音』で野間児童文芸賞を受賞。小出正吾の童話は、ほのぼのとした暖かい人間愛にあふれ、子供だけが知る喜びや悲しみを生き生きと描いた。春風のような情感を吹き込んでくれるその魅力の第1は、クリスチャンである父母のもとで、幼時から友愛と寛容の心をしつけられてきたこと。第2は、美しい自然に囲まれた静岡・三島で、少年期を過ごしたことがあげられる。

「太あ坊」、「白い雀」、「ジンタの音」(偕成社)、「かっぱ橋」(大日本図書)、「のろまなローラー

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Kokaze, Sachi
小風さち

1955年東京に生まれる。白百合女子大学仏文科を卒業。1977年からロンドン郊外で十年間暮らす。長編童話『ゆびぬき小路の秘密』(以上福音館書店)で94年に野間児童文芸新人賞受賞。父は、児童文学者でもあり、福音館書店社長・会長を務め、現在は財団法人 大阪国際児童文学館理事長の松居直氏。

「ゆびぬき小路の秘密」「トーマスのもくば」「とべ! ちいさいプロペラき」「ちいさいときは なんだった?」「ぶーぶーぶー」「トラ トラ トラクター」(福音館書店)

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Komori, Makoto
こもり まこと
(小森 誠)

1948年、京都府生まれ。子どものころから、紙とエンピツを持たせると自動車を描いていた。自動車のエンジン設計者になりたく工業高校に進むが急遽変更。その後、大阪デザイナー学院に入学、イラストレーターを目指す。卒業後、大阪の広告事務所で1年ほど働く。1975年、東京に場所を移して今に至る。雑誌などのイラストレーションでも活躍中。神奈川県在住。

バルンくん」、「ちっちゃなプルプルくん」 、「ダットさん」 、「このあとだれだ」、「はやいぞブンブン

小森 誠のイラスト図鑑

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Kosai, Tadashi
高齋 正

作家。自動車評論家。1938年12月21日群馬県生。慶應義塾大学経済学部卒業。自動車、レースに対する愛情あふれる作品で知られる作家、自動車評論家。大学卒業後、家業を手伝いながら「MEN'S CLUB」に短篇カーSFなどを発表しデビュー。同誌や「SFマガジン」などにメカニズム志向の強い作品を発表した。1970年代には長篇『ホンダがレースに復帰する時』を皮切りに、日本のクルマが日本人ドライバーの手で世界的なレースに優勝する『〜する時』シリーズを立て続けに発表。ホンダのF1撤退以降、沈滞していた日本自動車レース界に大きな刺激を与えた。その後、カメラや飛行船をテーマにした小説も手がけ、幅広い人気を得ている。また、自動車評論家としても活躍し、辛口ながら自動車業界への愛情にあふれた論評に支持を集めている。 SF作家の豊田有恒氏とは、同郷同職業の幼馴染であることが知られている。

F1のチャンピオン」、「お気に入りがルマンに優勝する時」「博士のレーシングカー」「ミレミニアが復活すると時」「恋は飛行船にのって」(徳間書店)、「UFOカメラ」(講談社)、訳書に「ドゥカティ・ヒストリー」「愛するポルシェとともに」(グランプリ出版)

高齋 正 ファンサイト
高齋 正コーナー

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Koto, Taisuke
古藤泰介

1934年東京、目黒に生まれる。少年時代の7年間を、島根県安来の農家で育つ。帰京後、洋画研究所に通う傍ら、20歳ごろより、児童雑誌や絵本の仕事をはじめる。その後、教科書や図鑑、そのほか様々な分野の出版物にイラストを描く。とくに鉄道、乗り物、メカニックに関するイラストが多い。1994年没。

「ゴーゴー大レース」(岩崎書店)、「じどうしゃ

古藤泰介美術館
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Koyama, Taiji
小山泰治

1921年生まれ。日本の商業美術の草分け的存在である藤沢龍雄に師事。昭和13年よりそのデッサン力が認められて絵本画家の道を進む。人物画を好んで描いたが、憧れて師事した藤沢画伯の影響を脱するのに苦労したという。大陸より復員後、再び絵本の世界へ。「のりもの絵本」では船舶や私鉄電車を好んで描き、特に客船の表現力は評価され、海外版まで刊行された。60年代半ばより引退して地元の葉山町議会議員を務めた。

じどうしゃ

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Kusakabe, Enta
草壁焔太

1938年、旧満州大連生まれ、満州大連市生まれ。1947年に香川県小豆島へ引き揚げる。1955年に前川佐美雄の「日本歌人」に入門。短歌、自由詩を書きながら、1957年、新詩型五行歌を創始。1961年、東京大学文学部西洋哲学科卒業後、新聞社に勤めたが、その後職を転々としながら詩歌を書き、歌集、詩歌誌の創刊に励む。1994年4月、「五行歌の会」を発足し、月刊誌「五行歌」を創刊する。近年は日本文学館主催の文芸賞審査委員に就任し、話題を呼んだ。

詩集「ほんとうに愛していたら」(新書館)、「肉のきずなを断つときは」、五行歌集「心の果て」 (市井社)、訳書に「自動車の本

五行歌の会

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Kuroi, ken
黒井 健

新潟県新潟市生まれ。神奈川県川崎市在住。新潟大学教育学部中等美術科卒業後、出版社(学研)勤務を経て、フリーのイラストレーターになる。児童出版美術家連盟会員。色鉛筆を用いた独特の繊細な絵柄で知られる。1983年、第9回サンリオ美術賞受賞 2006年、第20回赤い鳥さし絵賞受賞。神奈川県川崎市在住。

「あめってあめ」(ポプラ社)、「おしゃべりコアラ」(金の星社)、「ヤンときいろいブルンル」「ねこルパンのサンタクロース」(フレーベル館)

黒井健 絵本ハウス

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Leo Timmers
(レオ・ティマース)

1970年ベルギー生まれ。グラフィックデザインを学び、イラストレーターとして活躍。手がけた絵本はフランス、ドイツ、スウェーデン、韓国、ブラジルなど世界各国で翻訳されている。2000年に“Happy with me”でベルギーの「ブックフェザー賞」を受賞。2005年には“Just in time”で同じくベルギーの「チルドレン&ユース審査団最優秀賞」を受賞。ベルギー、ブリュッセル在住。

プップー!」、「ブルン!」(原題は“Broem!”)、「ウーッ!」(原題は“Toeta!”)

Leo Timmersホームページ

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Lisl Stich
(リースル・シュティッヒ)

1913年、ドイツ・バイエルン州生まれ。ニュルンベルク、ベルリンの美術学校で学んだのち、絵本、新聞の風刺画、本の挿絵等の画家として活躍。2000年没。

Der Blaue Autobus」、「たびにでたろめんでんしゃ」「きかんしゃヘンリエッテ」「ゆうびんひこうきこうのとりごう」(フレーベル館)

Lisl Stichホームページ

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Lois Lenski
(ロイス・レンスキー)

1893年米国オハイオ州に生まれる。子どもの頃に絵を描き始め、オハイオ州立大学で、デザイン、レタリング、製図を専攻。その後、ニューヨーク、ロンドンで絵を学ぶ。絵本に、「スモールさんの絵本」シリーズ(福音館書店)、童話に "Strawberry Girl" (ニューベリー賞受賞)など。挿絵を担当した作品も数多くあり、作総数は90冊あまりにのぼる。1974年没。

The Little Fire Engine
 

スモールさんの絵本
Lois Lenski

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Mase, Naotaka
間瀬なおかた

愛知県生まれ。法政大学文学部卒業。出版社勤務を経て、絵本作家として活躍。現在、日本児童出版美術家連盟会員。

ドライブにいこう」「でんしゃでいこう でんしゃでかえろう」「あめのひのえんそく」「バスでいこう」「パノラマえほん でんしゃのたび」「ゆうびんでーす!」「み〜つけた!」(ひさかたチャイルド)、「あらしとたたかったねこのチビ」(ポプラ社)、「のねずみくんのすてきなマフラー」(フレーベル館)、「アヒルのぼうけん かわのたび」(岩崎書店)

ミーテカフェインタビュー 間瀬なおたかさん

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Matsutani, Miyoko
松谷みよ子

1926年東京生まれ。 1951年「貝になった子供」を出版、第一回児童文学者協会新人賞を受賞、62年「龍の子太郎」で国際アンデルセン賞優良賞を受賞。そのほか「ちいさいモモちゃん」(野間児童文芸賞)をはじめとする〈モモちゃんとアカネちゃん〉シリーズや〈オバケちゃん〉シリーズ、〈松谷みよ子赤ちゃんの本〉シリーズなどの作品がある児童文学作家の重鎮。松谷みよ子民話研究室を主宰、同人誌「びわの実ノート」の責任編集も務める。

のせて のせて」、「貝になった子供」 (理論社)、「龍の子太郎」「ちいさいモモちゃん」(講談社)、「いないいないばあ」「いいおかお」「もうねんね」(童心社)

M

Matsuyama, Koji
松山孝司

1957年岐阜県生まれ。日本デザイナー学院でイラストレーションを専攻。広告代理店勤務を経て、「ドクタースランプ」で有名な漫画家鳥山明氏のアシスタントを勤める。92年にヴィレッジバンガード社長菊地氏と出会い、イラスト画集の本著を出版。その他、79年には田宮模型の人形改造コンテストで銀賞を受賞(以降10年連続入賞)、99年には即席大工になり自分の家をセルフビルドし、「自分で建てた憧れのアメリカンハウス」を出版。

MOTOR PANIC クルマだらけ、名車をさがせ」、「自分で建てた憧れのアメリカンハウス」(山海堂)

Artfront World

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Kate&James McMullan夫妻

Jim(James) Mucmullan氏は1934年、中国青島生まれのグラフィックデザイナー、イラストレーター。合衆国陸軍に従軍した後、美大としても有名なニューヨークのプラット・インスティテュート(Pratt Institute)で芸術教育を学ぶ。1965年から1968年までは「Push Pin Studio」のメンバーであった。1970年代のJimは多くの雑誌のためのジャーナリスティックなイラストを提供している。また、リンカーン・センター・シアターの多くの劇場ポスターを製作するなど、シアターの主要な芸術家としても活躍している。
Kate McMullan氏は1947年セントルイス生まれの児童書作家。タルサ大学とオハイオ州立大学大学院を修了後に教師となる。ロサンゼルスとドイツのアメリカの空軍基地での小学校の教諭を経て、1976年にニューヨークで編集者となる。その頃旧姓Kate Hallの名で最初の児童書を出版する。それ以降、若い読者のための多数の著書を世に送り出している。現在は、ニューヨーク大学などで児童書の書き方についても教えている。
1976年に結婚したMcMullan夫妻の共著は2008年現在10冊あり、本書”I Stink!“で2002年、児童文学賞として有名なボストングローブ・ホーンブック賞を受賞している。現在、夫妻は一人娘と、2匹の猫、一匹の犬と一緒にニューヨーク市に在住。

「The Noisy Giant's Tea Party」、「Nutcracker Noel」、「Hey, Pipsqueak!」、「Noel the First」、「No No, Jo!」、「Papa's Song」、「I Stink!」、「I'm Mighty!」、「I'm Dirty!」、「I’m Bad!」

James McMullan.com
Kate Mcmullan.com

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Minooka, Ryosuke
ミノオカ リョウスケ
(美濃岡亮介)

1961年兵庫県神戸市生まれ。滋賀大学教育学部美術科卒業。1987年から89年までArt Student League of New Yorkに在学。現時はイラストレーター・図工計画家として、広告・出版・ディスプレイ・教育などの分野で活躍する。東京都在住。

ブンブンどらいぶ」、「おいしいレモン」、「カメレオンのカメレくん」(すずき出版)、「まんまるダイズみそづくり」(福音館書店)、「どんどんキップ」(すずき出版)

ミノオカ図工計画

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Mitsuyoshi, Natsuya
光吉夏弥

1904年佐賀県唐津市出身の翻訳家・絵本研究家。「光吉」の吉は下の線が長い。「夏弥」はペンネーム。本名は「積男」。慶應義塾大学経済学部1929年卒業。専門は児童文学・写真・舞踊。岩波書店刊の絵本『ちびくろ・さんぼ』(1953年初版)の翻訳者として知られる。

訳書に「ガンピーさんのドライブ」、「ちびくろさんぼ」(岩波書店、瑞雲舎)

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Mizorogi, Akira
ミゾロギアキラ
(溝呂木陽)

1967年、千葉県市川市に生まれる。武蔵野美術大学基礎デザイン学科卒。中学生の頃から、しつこく60年代のクルマを描き続け、現在は海外に行き食べた物や買った物、散歩の風景を色鉛筆で絵日記に描くのもライフワークとなっている。趣味は、映画とミニチュアカー、車の模型づくりと南の島。

「紙のクルマ」、「紙のクルマ2」、「紙のクルマ3」「ミゾロギアキラのあそべるガレージ」(二玄社)

MIZOROGI AKIRA WEB PAGE

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Murakami, Tsutomu
村上 勉

1943年生まれの日本のイラストレーター。兵庫県養父郡八鹿町出身。児童文学の挿絵を多数担当する。細部のリアルな描き込みと、デフォルメされたデッサンとが融合した画風を特徴とする。挿絵を担当する作家のコンビとしては、佐藤さとるが圧倒的に多く有名で、デビュー作も佐藤の『だれも知らない小さな国』である。末吉暁子作品がこれに続く。第16回小学館絵画賞ライプツィヒ図書展銅賞(1972年)、郵政功労賞 (2000年)など受賞。

ジュンとひみつの友だち」、「だれも知らない小さな国」「わんぱく天国」「おばあさんのひこうき」(講談社)

村上勉の世界
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Murakami, Yasunari
村上康成

1955年、岐阜県郡上八幡(現:郡上市)出身の絵本作家、エッセイスト、ウクレレアーティストである。愛知県立芸術大学・芸術学部・デザイン科中退、出版社、デザイン事務所勤務を経て独立。創作絵本をはじめ、ワイルドライフ・アート、オリジナルグッズなどのグラフィック関連、また、エッセイ等独自の世界を幅広く展開する。釣り好きでも知られ、「絵本も描けるウクレレ釣り師」としての異名がある。私も、彼の描くシンプルな絵、特に川さかなの絵は大好きだ。1986、88、89年、ボローニャ国際児童図書展グラフィック賞、91年、BIB世界絵本原画展金牌受賞。

ピーマン村の絵本シリーズ「えんそくバス」、「さつまのおいも」(童心社刊)、ピンクシリーズ「ピンク・ぺっこん」(徳間書店刊)

村上康成美術館

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Murakami, Yuko
村上祐子

1935年、東京生まれ。東洋英和短期大学保育科卒業。東洋英和幼稚園、パークレイヒル・ナースリースクール、平塚二葉幼稚園を歴任。家族でアメリカ・ドイツに暮らす。現場を離れてからは文庫活動や書道グループを通してこどもたちとの交流を続けてきた。神奈川県在住。

ゆうちゃんのみきさーしゃ」 、「幼児とともに」(日本基督教団出版局)

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Murayama, Keiko
村山桂子

1930年静岡県に生まれる。文化学院卒業後、お茶ノ水女子大学幼稚園教員養成課程修了。1965年まで幼稚園に勤務。1955年、第二回全国児童文化教育研究大会童話コンクールに入選。東京在住。

たろうのおでかけ」 、「たろうのばけつ」「たろうのともだち」「こぶたのまーち」「たろうのひっこし」(福音館書店)、「はねーるのいたずら」(フレーベル館)、「おおきなテーブルおゆずりします」(教育画劇)、「もりのおいしゃさん」「コンタのクリスマス」(あかね書房)

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Nagasaki, Gennosuke
長崎源之助

1934年横浜市生まれの児童文学作家。1944年召集され2年後帰国。戦後間もなく創立された日本童話会に入会。1950年、いぬいとみこ、佐藤さとるらと同人誌「豆の木」を創刊。短篇「トコトンヤレ」ほかで児童文学者協会新人賞を受賞する。その後「トンネル山の子どもたち」「ヒョコタンの山羊」などの作品で日本児童文学者賞ほか数々の賞を受賞。戦争を子どもや普通の生活者の視線からとらえた完成度の高い作品が多数ある。

「トンネル山の子どもたち」「忘れられた島へ」「長崎源之助全集」(偕成社)、「ヒョコタンの山羊」「あほうの星」(理論社)、「おねえちゃんは しゃしょうさん

長崎源之助の児童文学

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Nkagawa, Hirotaka
中川ひろたか

1954年埼玉県大宮市生まれ。5年間千早子どもの家保育園に保父として勤務。1987年、みんなのバンド「トラや帽子店」を結成。リーダーとして活躍。1995年「さつまのおいも」(童心社刊)で絵本デビュー。

「わりとけっこう」(絵本館刊)、「たなばたプールびらき」、ピーマン村の絵本シリーズ「えんそくバス」「さつまのおいも」(童心社刊)、「中川ひろたかグラフティ」、「ショコラちゃんのおでかけドライブ」、訳書に「マットくんのしょうぼうじどうしゃ

SONG BOOK café
中川ひろたかさん×村上康成さん

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Nakagawa, Soya
中川宗弥

1932年朝鮮の京城府に生まれる。京城中学在学中に敗戦となり、引き揚げ後、松山中学から東京芸術大学に学び、美術学部絵画科油絵部を卒業。妻は児童文学作家の中川李枝子。

「とらた」シリーズ「とらたとトラック」、「ありこのおつかい」「ももいろのきりん」「ノンちゃん雲に乗る」(福音館書店)、「チムラビットのぼうけん」(童心社)

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Nakagawa, Rieko
中川李枝子

1935年札幌生まれの児童文学作家。東京都立高等保母学院(現・都立高等保育学院)卒業。保母として働きながら、児童文学グループ「いたどり」の同人として執筆活動を行い、1962年「いやいやえん」で厚生大臣賞・サンケイ児童出版文化賞など数々の賞を受賞。その後も実妹の画家・山脇百合子とコンビで、数多くの作品を発表。

ぐりとぐら」「とらたとトラック」「そらいろのたね」「ももいろのきりん」(福音館書店)など。エッセイ集「本・子ども・絵本」(大和書房)

みんなのにんきもの ぐりとぐら

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Nakamura, Miki
中村美紀

訳書に「のりものスピード図鑑1 くるま

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Nkajima, Shosaku
中島章作

1912年生まれ。戦前から図鑑、科学雑誌のイラストレーションで活躍。戦後は昭和20〜50年代まで「のりもの絵本」と図鑑の全般で活躍した。昭和50年代末に描いたJR中央線のオレンジ色の201系電車が主人公の作品「ぐんぐんはしれちゅうおうせん」や江ノ電全線の風物をテーマにした作品「うみのでんしゃぼくらの江ノ電」(いずれも小峰書店)は、今日も版を重ねて入手可能である。この2冊にも共通するが、鳥瞰図による表現を好んで描いた。特に絵本画家の同人展(ボッポ会)に出品された大正時代の京都の家並みを描いたタブローは、昭和60年頃、雑誌にも紹介され、話題になった。2009年没。

「ぐんぐんはしれちゅうおうせん」「うみのでんしゃぼくらの江ノ電」(小峰書店)「じどうしゃ

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Ninomiya, Gen
二宮 言

ペンネームはgen。デザイン会社で修行を積み、今から10年程前に独立。奥田民生、PUFFY等のイラストも手がけた事がある今注目を集めている若手イラストレーター。

ニュービートルくんとたびにでよう!

子供達に夢を与えるイラストレーター 二宮 言さんに聞く!

N

Nobusawa, Atsushi
信沢あつし

1959年群馬県生まれ。生まれながらのクルマ好き。79年夏、69年式VW1500を購入しVWの世界に入る。81年にはVWオーナーズクラブKdF OF JAPANに入会、VWイベントも仕掛け、現在は事務局を務める。66年式WESTFALIAキャンパー、66年式VW1300(放置)のヤナセ物3台を所有。「SREET VWs」誌にブリキのVWの連載を持つ。

ワーゲンを抱きしめたい

思い出のローカル線
バグオン
KdF OF JAPAN

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Ohishi, Makoto
大石真

1925年、埼玉県和光市出身の児童文学作家。早稲田大学第一文学部英文学科卒業。早大在学中より「早大童話会」に入会して創作活動を始める。大学卒業後、小峰書店に入社して編集者として働きながら、同人誌「びわの実」などで童話を発表し続ける。『風信器』で日本児童文学者協会新人賞、『見えなくなったクロ』で小学館文学賞をそれぞれ受賞。1990年没。

もりたろうさんのじどうしゃ」、「見えなくなったクロ」「ミス三年二組たんじょう会」「四年四組の風」(偕成社)、「教室二〇五号」(講談社)、「チョコレート戦争」(理論社)、「さとるのじてんしゃ」(小峰書店)、「魔女のいる教室」(岩崎書店)

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Ohta, Yukio
太田幸夫

1939年愛知生まれ。多摩美術大学卒。同研究科およびイタリア国立美術学院修了。視覚言語ロコス、通産省シンボルマーク、新非常口サイン、アメリカEWC、国連大学、ISO国際図記号プロジェクトなどを実績とするグローバルな視覚言語の開発をめざす。現在、多摩美術大学教授。日本サイン学会会長。NPO法人サインセンター理事長。

世界のマーク」、「ピクトグラム〔絵文字〕デザイン」「サインコミュニケーション」「記号学大辞典」(柏書房)、「ピクトグラムのおはなし おはなし科学・技術シリーズ」(日本規格協会)、「記号の図鑑」(あかね書房)

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Ohta, Daihachi
太田大八

1918年生まれ。幼少期を長崎県で過ごし、小学4年生の時に東京に移る。多摩帝国美術学校(現在の多摩美術大学)図案科卒業。幼児雑誌や書籍のさし絵を手がける。1955年日本童画家賞、1959年小学館絵画賞、1969年国際アンデルセン賞国内賞、1979年国際アンデルセン賞大賞次席など、数多くの賞を受賞。オーソドックスな油絵の画法を使ったものや民画風のものなど画風は多彩。東京都在住。

「絵本 玉虫厨子の物語」「ながさきくんち」(童心社)、「ナイチンゲール」(小学館) 、「うちのじどうしゃ

こんにちは絵本作家さん、太田大八

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Ohtomo, Yasuo
大友康夫

1946年、疎開先の埼玉県秩父で生まれる。さまざまな職業を経て、わが子に触発され絵本を描き始めた。

きいろいタクシー」、「くまくんの絵本」シリーズ(福音館書店)、「くまたくんのえほん」シリーズ(あかね書房)、「ざりがにのおうさままっかちん」(福音館書店)

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Ohtsuka, Yasuo
大塚康生

1931年島根県生まれで山口市育ち。1949年に旧制山口工業学校の土木科を中退して、山口県庁総務部に就職。政治漫画家を目指して上京を決意。厚生省の採用試験に合格。配属先は関東甲信越地区麻薬取締官事務所、すなわちGメンとなる。その後東映動画に採用され「白蛇伝」('58)「わんぱく王子の大蛇退治」('63)などの原画を担当。「太陽の王子 ホルスの大冒険」('68)で作画監督を務めた後、東京ムービーを拠点に、テレビシリーズ「ムーミン」('69)「ルパン三世」('71)「未来少年コナン」('78)、映画「ルパン三世 カリオストロの城」('79)「じゃりン子チエ」('81)の作画監督を歴任。現在はテレコム・アニメーションフィルムで技術顧問を務め、スタジオジブリをはじめ国内外のスタジオ、専門学校などに招かれ後進の指導にあたる。

「作画汗まみれ 増補改訂版」「リトル・ニモの野望」「大塚康生16歳の車の画帖 終戦直後の日本の路上にて」(徳間書店)、「ジープが町にやってきた−終戦時14歳の画帖から」(平凡社ライブラリー)

大塚康夫さんの世界
大塚康生のWEB峠の茶屋

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Okamoto, Ichiro
岡本一郎

せかい一しゅうだいレース

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Paul O. Zelinsky
(ポール・O. ゼリンスキー)

1953年イリノイ生まれ。エール大学では有名な絵本作家M.Sendakのコースを取っている。フィラデルフィアのTyler School of Artで芸術の学位を取得。彼の父は数学教授で1950年代に京都に留学。当時3歳のPaul O. Zelinskyも一緒。彼は「芸者」にいたく心を奪われ、3歳にして描いた絵も「芸者」。その後父の留学が終わり、アメリカに帰国。新しい生活を始めるが、住んだところの隣が工事中。トラクターなどに心を奪われ、またも絵を描き始めるが、何故かそのトラクターの運転手は「芸者」。メディカルイラストレーターの母が環境による思考の混乱を心配したという彼は、現在押しも押されぬイラストレーター。"Hansel and Gretel"で1985年度、"Rumpelstiltskin"で1987年度、そして"Swamp Angel"で1995年度と、これまで3回コールデコット・オナーブック(次席)に選ばれている。98年、"Rapunzel"で初の大賞受賞。

The Wheels on the Bus」、「世界一大きな女の子」(富山房)、「みんなおやすみ」(ほるぷ出版)、「ヘンショーさんへの手紙」(講談社ワールドブックス版)

Paul O. Zelinsky

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Peter Sís
(ピーター・シス)

1949年チェコのプルノに生まれる。英国の王立芸術大学卒業。映像作家として出発し、1982年にオリンピック撮影のため渡米するが、東欧諸国が不参加を決めたあと米国に亡命する。その後絵本を描き始め、1996年に「Starry Messenger」でコールデコット賞次点を、1998年に「Tibet」でコールデコット賞次点及びボストングローブ・ホーンブック賞特別賞を受賞する。その他、空港の壁画など多彩な仕事を展開する。ニューヨーク在住。

Fire Truck」、 「Starry Messenger」(「星の使者」、徳間書店)、「とおいとおい北の国のちいさなほら話」(BL出版)

Peter Sís Home Page

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Peter Spier
(ピーター・スピア)

1927年6月6日 オランダのアムステルダム生まれ。有名なジャーナリストでイラストレーターでもある父の影響を受けイラストを描くようになる。オランダ海軍で兵役を終え、オランダで雑誌記者をつとめた後、1952年にアメリカへ渡りニューヨークでイラストの仕事を始める。以後100冊以上の絵本のイラストの作品を生み出している。初めて文も手掛けた「きつねのとうさんごちそうとった」(評論社、原題“The Fox Went Out on a Chilly Night”)ではコールデコット・オナーブック、「ノアのはこ船」(評論社、原題“Noah's Ark”)では1978年コールデコット賞、1982年全米図書賞を受賞。現在は奥さんのキャサリンさんとNYロングアイランド在住。

「きつねのとうさんごちそうとった」「ノアのはこ船」「せかいのひとびと」(評論社)「Tin Lizzie

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Pierre Probst
(ピエール・プロブスト)

1913年フランスのミュルーズに生まれる。地元の美術学校で学んだ後、絹織物に下絵を描く仕事(テキスタイルデザイン)を始め、その後30年代にはリヨンで出版・広告デザイン業や写真修正師、写真製版工などあらゆる分野に携わる。第二次世界大戦中に捕虜となるが、脱走。再びリヨンで本の仕事を始めた。 1955年にパリにて、娘のシモンヌをモデルにした『カロリーヌ』シリーズを発表し、フランスの子供を始め、日本や各国世界中にでも愛される女の子キャラクターに。(15カ国!)ちなみに日本の出版状況として、60年代に小学館・オールカラー版世界の童話として15タイトル刊行、その後絶版。そして90年代後半にBL 出版より、待望の復刊で親子2世代に愛されるベストセラーに。『カロリーヌ』シリーズは現在29巻まで刊行されており、今後も新作が予定されていたが、2007年4月12日、パリ郊外で永眠。

L'automobile de Caroline

カロダス

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Randy Chewning

YOU CAN NAME 100 TRUCKS!

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Saito, Ren
斎藤 憐

劇作家。1940年朝鮮平壌生まれ。早稲田大学ロシア文学科を経て、俳優座養成所を卒業。66年、自由劇場結成に参加。68年には、処女戯曲『赤目』を発表。69年に、「演劇センター」結成に参加し、その後フリーとなり、これまで多くの演劇を創作、演出している。80年『上海バンスキング』で、岸田戯曲賞を受賞した。82年には、児童向けノンフィクション『象のいない動物園』(偕成社)を出版。映画化、舞台化され、フランスでも翻訳出版されている。

ポルシェ 自動車を愛しすぎた男」、「象のいない動物園」(偕成社)、「星への切符」(三一書房)

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Saegusa, Yuji
三枝祐士

訳書に「かばのハリー自動車しゅうり工場へいく

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Sagara, Syunsuke
相良俊輔

1920年東京都生まれ。早稲田大学文学部中退、兵役後に文芸誌、娯楽誌の編集記者を十余年。その間、山手樹一郎・山本周五郎・外村祭・牧野吉晴氏らと親交を深め、昭和36年作家生活に入る。文芸誌「不同調」に処女作「虚構の夜」を発表。以後、新聞連載小説や児童小説を執筆。動物小説、熱血冒険小説の著作が多い。1979年8月没。 まぼろしの試走車」、「機関車大将」「大雪原鉄道」(朝日ソノラマ)、「少年会津藩士秘録」「人類愛に生きた将軍」(国土社)、「ジュニア版太平洋戦争(全6巻)」(集英社)、「暁の攻撃隊」「ああ厚木航空隊」「夏の空」「海原が残った(上・下)」「流氷の海」「菊と龍」「赤い夕陽の満州野が原に」「怒りの海」(光人社)

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Sakuma, Yumiko
さくまゆみこ

東京都生まれ。長年編集者・翻訳家として、数多くの子どもの本を送り出してきた。2年半前に出版社を退職し、現在はフリーの翻訳家として活躍中。玉川大学、同大学院、白百合女子大学で、児童文学の講師も務める。『もうひとつの「アンネの日記」』(アリソン・レスリー・ゴールド著/講談社)で産経児童出版文化大賞、『ゆき』(ユリ・シュルビッツ作/あすなろ書房)で日本絵本賞翻訳絵本賞を受賞。

訳書に「おじさんのブッシュタクシー」 、「もうひとつの「アンネの日記」」(講談社)、「ゆき」(あすなろ書房)、「イギリス7つのファンタジーをめぐる旅」(メディアファクトリー)

バオバブの木と星のうた

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Sanada, Isao
真田勇夫

1933年青森県生まれ。山形県立鶴岡南高校卒。鶴岡市内のオフセット印刷会社で5年間、ポスター、カタログなどのデザインとイラストを担当。たまたま目にしたアメリカの雑誌の自動車広告のすばらしいイラストに衝撃を受け、自分でもそのような自動車を描きたいと独学する。1958年上京。?三栄書房「モーターファン」誌美術部に入る。退社後約10年間、フリーランサーとして自動車の絵を専門に描く。現在、銀座の広告代理店?全告社の企画部員としてイラストを担当。神奈川県在住。

じどうしゃ博物館

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Sasaki, Tazuko
ささきたづこ
(佐々木田鶴子)

香川県に生まれる。早稲田大学史学科卒業。ドイツに6年滞在し、ドイツ語を学んだ後、ミュンヘン国際児童図書館にしばらく勤務する。帰国後は、ドイツの児童文学や絵本の研究・翻訳に従事。

「おつかいおつかい」(偕成社)、訳書に「わたしの足は車いす」「マルチンとかぼちゃおばけのまほうのたね」(あかね書房)、「まほうのスープ」(岩波書店)、「フレディ」シリーズ(旺文社)

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Sasaki, Maki
佐々木マキ

1946年、神戸市生まれ。本名長谷川俊彦。京都市立美術大学中退。雑誌「ガロ」「朝日ジャーナル」などにマンガ作品を発表。1973年の「やっぱりおおかみ」(福音館書店)、1979年の「変なお茶会」(絵本館)をはじめ、ナンセンス絵本の分野を開拓してきた。

絵本に「ぼくとねずみのいそげ、じどうしゃ!」、「ねむいねむいねずみ」シリーズ(PHP研究所)、「ピンクのぞうをしらないか」(絵本館)、「ムッシュ・ムニエルをごしょうかいします」(福音館書店)、「スキャット大佐の記録」(リブロポート)。マンガ作品集に「ピクルス街異聞」(青林堂)。

佐々木マキの世界
いとしのロベルタ -佐々木マキ資料館-

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Sato, Satoru
佐藤さとる

1928年横須賀生まれ。関東学院工専建築科在学中から童話を書き始め、49年横浜在住だった児童文学作家・平塚武二に師事。50年、神戸淳吉、長崎源之助、いぬいとみこらと同人誌「豆の木」を発刊した。59年私家版「だれも知らない小さな国」を自費出版、同年講談社より出版されて毎日出版文化賞、児童文学者協会新人賞、国際アンデルセン賞国内賞受賞。67年「おばあさんのひこうき」で厚生大臣賞、野間児童文芸賞ほか受賞。「だれも知らない小さな国」を含むコロボックル物語シリーズは、戦後初の本格的ファンタジーとして幅広い世代に根強い人気があるベストセラー。

ジュンとひみつの友だち」、「だれも知らない小さな国」「わんぱく天国」「おばあさんのひこうき」(講談社)

佐藤さとるWEB

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Sato, Yoshimi
佐藤義美

1905年、大分県直入郡岡本村(現竹田市)に生まれる。早稲田大学国文科を卒業後、1930年に同大大学院修了、東京第三商業学校に就職。国語・作文の教鞭をとる。早稲田大学国文科在学中にはすでに童謡作家として活躍。晩年は積年の夢、ヨットを手に入れ、神奈川県逗子に仕事場をもつ。1968年に亡くなっているが、63歳の生涯で3千以上もの作品を残した。故郷竹田市には、佐藤義美記念館があり、逗子の仕事場を再現、彼の遺品などを展示している。

ちいさい あかい じどうしゃ

佐藤義美記念館

 

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Sekine, Tatsumi
関根立巳

川崎市出身。1979年、日本デザイナー学院グラフィックデザイン科修了。1987年、三菱自動車エンジニアリング株式会社退社後(どおりで、トラックの描き方は非常にリアリティがある。出身からして、三菱ふそうのトラクターがモデルかと思ったが、車種は特定できず。)、野口佐武郎氏主宰のスタジオ・オブ・イラストレーターズでアメリカ仕込みのイラストレーションの基礎を学ぶ。1988年、フリーのイラストレーターとして活動開始。テクニカルイラストを中心にリアルからポップなイラストまで制作している。

トラ トラ トラクター

関根立巳

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Sophie Mizutori
ソフィー水鳥

訳書に「夢の車

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SORA
(そら)

北海道・札幌市在住のイラストレーター。イラストレーターとして、雑誌やガイドブックなどにイラストを提供する傍ら、2003年、社団法人札幌地区トラック協会発行の企画絵本「ランディーときいろのトラック」の制作を機に、絵本作家の道を歩みはじめる。その後、ランディーくんシリーズとして、計6冊執筆。2006年11月には、札幌市内の幼稚園の40周年記念絵本「ゆたかようちえんとさくらんぼのき」を制作。また、2006年12月には、自身初となる販売用絵本「赤い糸」(パルプ出版)をリリース。絵本以外にも、小さなうさぎのキャラクター「ちびうさ」ポストカードなど、書店やカフェ、雑貨屋などで市販されているイラストグッズも多数あり。

「ランディーときいろのトラック」「ランディーとトラックのなかまたち」「ランディーとトラックのうんてんしゅ」「ランディーのハロウィントラック」「ランディーとまちのクリスマス」(ランディーくんシリーズ、札幌地区トラック協会)、「赤い糸」(パルプ出版)

SORA's blog

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Stephanie Blake(ステファニー・ブレイク)

1968年アメリカに生まれる。8歳よりパリに在住。現在2児の母。幼い頃より、友だちや家族の誕生日には自作絵本を制作し、プレゼントとして贈っていた。東洋言語研究所で中国語を学んだ後、最初の子どもの誕生をきっかけに絵本制作に従事。以後、本国フランスにおいて、精力的な創作活動を行っている。乳幼児向けのオモチャ絵本など、斬新でユニークなアイデアを生かし、楽しい作品を世に送り出している。

「フランチェスカ」(教育画劇)、「うんちっち」「オオカミだー!」「いたずらシャルル」(PHP研究所

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Sunada, Hiroshi
砂田 弘

児童文学作家。現在の大韓民国に相当する地域で生まれ。早稲田大学文学部仏文学科卒業。大学在学中に早大童話会に入会を機に創作活動に専念。1981年から1984年まで山口女子大学教授を務めた。欠陥車によって引き起こされた事故に巻き込まれたタクシー運転手の葛藤を描いた「さらばハイウェイ」で、日本児童文学者協会賞受賞。その他多数の創作・伝記・評論がある。2008年3月没。

きゅうきゅうしゃのぴぽくん」、「さらばハイウェイ」、「東京のサンタクロース」、「道子の朝」、「おばあさんのとっくり」、「二死満塁」、「三人で見た空」、「少年探偵事件ノート」、「砂田弘評論集成」

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Suzuki, Koji
スズキコージ

1948年静岡県生まれ。絵本作家・イラストレーター。幼少の頃から絵を描き始め、静岡県立浜松西高等学校卒業後上京し、20歳のときに、新宿歌舞伎町の路上で初の個展を開く。「平凡パンチ」の編集者だった叔父のつてで堀内誠一に見込まれ、「平凡パンチ」女性版(「anan」の前身)にてイラストレーターとしてデビュー。71年、個展「コージズキンの世界」を開催。既存の枠に囚われない破天荒なスタイルが多くのマニアから支持を受ける。その後、他の作家の絵本の挿絵や自らの絵本創作など絵本の道を歩み、1987年、『エンソくんきしゃにのる』(福音館書店)で小学館絵画賞、1988年、『ガラスめだまときんのつののヤギ』(福音館書店)、1989年、『やまのディスコ』(架空社)で絵本にっぽん賞を受賞。2004年に本書で第35回講談社出版文化賞絵本賞受賞。また絵本にとどまらず、画集、ポスター、舞台衣装など、その活動の場はとどまるところを知らない。

おばけドライブ」、「サルビルサ」(架空社)、「エンソくんきしゃにのる」(福音館書店)、「さんざんまたせてごめんなさい」(ブッキング)、エッセイに「てのひらのほくろ村」(架空社)

ZUKING

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Tachihara, Erika
立原えりか
(たちはらえりか)

童話、ファンタジー作家。1937年、東京に生まれる。高校生のころより童話を書きはじめ、1957年に「人魚のくつ」を自費出版。同作品で日本児童文学者協会新人賞を、1961年に「ゆりとでかでか人とちびちび人のものがたり」で講談社児童文学新人賞を受賞。1970〜77年「立原えりかのファンタジーランド」全16巻を青土社より出版。現在は「アンデルセンのメルヘン大賞」(タカキベーカリー主催)選考委員長、日本通信教育連盟「立原えりかの童話塾」塾長、「ヒースランド」編集長を歴任されている。

チョコレートのじどうしゃ」、「ゆりとでかでか人とちびちび人のものがたり」(講談社)、「立原えりかのファンタジーランド」(青土社)、、「月と星の首飾り」「月あかりの中庭」(講談社文庫)、「およめさんはステゴザウルス」(岩崎書店)

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Takagishi, Kiyoshi
高岸 清

1920年、神戸市出身。外務省に入省、外交官を経て、自動車工業会資料室長歴任。自動車評論の第一人者として著書多数。

「世界の自動車」(光文社)、「安全な自動車」(ダイヤモンド社)、監修「自動車の本

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Takashima, Shizuo
高島鎮雄

1938年、栃木県生まれ。群馬県前橋市で育つ。子どものころから自動車に興味を持ち、世界中からカタログの収集などを行う。1957年、?三栄書房「モーターファン」誌美術部に入り、自動車構造図などの作製に従事。この間約1年、真田勇夫氏と机を並べる。1959年、モーターマガジン社に移り、「モーターマガジン」誌記者として取材執筆に従事。1962年、?二玄社「CAR GRAPHIC」誌の創刊に参画する。同誌副編集長を経て、クラシックカー専門の季刊誌「SUPER CG」の取締役編集長を務める。父のセミパール(小西六製のクラシックカメラ)で10歳頃から写真に親しみ、カメラ収集歴35年余。1993年よりAJCC(全日本クラシックカメラクラブ)会長。東京都在住。

じどうしゃ博物館

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Takahashi, Toru
高橋 透

1939年東京生まれ。日本デザインスクール卒業。児童出版美術家数連盟会員、絵本作家の会会員。数多くののりもの絵本を書いている。

せかい一しゅうだいレース」、「きゅうきゅうしゃのぴぽくん」 、「おとうさんとサイクリング」(童心社)、「やっぱりステキなお父さん」(佼成出版社)、「ふたりのブルートレイン」(岩崎書店)

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Taniguchi, Takeo
谷口健雄

じどうしゃ

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Tanigawa, Shuntaro
谷川俊太郎

現代を代表する詩人、文筆家。絵本の翻訳も多数ある。1931年生まれ。東京出身。父は哲学者・評論家の谷川徹三(1895-1989)、長男はピアニスト/作・編曲家の谷川賢作。絵本作家、エッセイストの佐野洋子は元妻。17歳頃から詩を書き始め、1952年、21歳のとき処女詩集『二十億光年の孤独 』でデビュー。詩だけでなく、絵本、童話、作詞(『鉄腕アトム』アニメ主題歌、1962年レコード大賞作詞賞受賞作『月火水木金土日のうた』など)、ラジオドラマなどにも携わる。

詩集「二十億光年の孤独」(東京創元社)、「ことばあそびうた」(福音館書店)、「空に小鳥のいなくなった日」(サンリオ)、エッセイ集「散文」(講談社)、「おばけりんご」(新水社)、「うちのじどうしゃ」、翻訳絵本「マザーグースのうた」(草思社、日本翻訳文化賞受賞)、「スヌーピー」、「スイミー」「フレデリック」(好学社)

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Tom Connell
(トム・コネル)

のりものスピード図鑑1 くるま

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Tsuchiie, Yukio
土家由岐雄

「かわいそうなぞう」(童心社)、「カロリーヌのたのしいドライブ

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Tokoji, Hiraku
東光寺 啓

のせて のせて

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Tokita, Hiroshi
ときた ひろし

1967年宮城県生まれ。以前は警視庁の刑事で、警視庁時代は、特別訓練を受け拳銃上級試験をパス、都内有数の繁華街を持つ警察署を転々とし、警視庁総監賞受賞歴は計3回のつわもの。平成15年に警視庁を退職し、つくば山麓に居を構えて、絵本作家になったという異色の経歴を持つ。

9番目の戦車

絵本作家ときたひろし

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Tokudaiji, Aritsune
徳大寺有恒

1939年東京生まれ。成城大学経済学部卒業。第2回日本グランプリ出場などのプロドライバーとして活躍した後、モータージャーナリストに。1976年に著した『間違いだらけのクルマ選び』(草思社)は大ベストセラーとなり、その後、毎年「年度版・間違いだらけのクルマ選び」で日本のクルマを厳しく評論。雑誌「NAVI」「ベストカー」そして「ENGINE」を中心に、社会的、文化的な側面からクルマを捉えるクルマ評論を展開。消費者サイドに立脚した自動車評論の第一人者。

「間違いだらけのクルマ選び」「ぼくの日本自動車史」(草思社)、訳書に「AUTOMOBILES OF THE WORLD(世界自動車図鑑 -誕生から現在まで)

T-TECH

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Tominaga, Hideo
富永秀夫

1924年東京に生まれる。川端画学校で洋画を学ぶ。現在、絵本、児童書の挿絵、装丁などで活躍。

ちいさい あかい じどうしゃ」 、「いやいやバスの3ばんくん」「いたずらぽんこつくん」「ぽんこつくんまちへいく」(小峰書店)、「みみーのみみ」「あざらしチック」「きつねのふうせん」(フレーベル館)

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Tsutsui, Ichiro
筒井一郎(イアン)

映画チキチキバンバンの発明家ポッツにあこがれ、いまだ現実と空想の中を放浪している自称発明家。幼少時代をニューヨークで過ごし、インド放浪・アジア・欧州への旅・ドイツそして日本での滞在。1988年から本田技術研究所?にて「自動車の安全技術」を研究していた機械工学科出のエンジニア。ホンダ創立30周年記念企画VISION21に参加し、90年にこの「人の死なない自動車のコンセプトnurue」が入賞。その後、日本の伝統工芸の職人・溶接工・設計・施工管理などを経て、1995年にデザインスタディオ・ヌールエ(1997年より法人)を設立。その間、国際・国内デザインコンペティションにて受賞・入賞作品多数。インターネットExpo'96への参加をきっかけにデジタルメディアの分野へ。制作したWebサイトは数知れず。最近の主なオリジナル企画に「動物会議」「maria vision」などがある。現在、株式会社ヌールエ 代表取締役。妻は同社ディレクター筒井公子氏。

超マイカー宣言!動物環境会議Vol.03

動物かんきょう会議
?ヌールエ

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Verena Ballhaus
(フェレーナ・バルハウス)

1951年ドイツ生まれ。ミュンヘン美術大学卒業後、舞台装置の仕事に従事する。その後、演劇ポスターのデザインに携わり、80年代半ばより本の挿絵を手がけるようになる。ドイツ児童文学賞(絵本部門)を受賞し、これまでに、50冊以上の作品を手がける。現在ミュンヘン在住。4人の子供と、一人の孫に恵まれている。

わたしの足は車いす」「忘れても好きだよおばあちゃん!」「わたしたち手で話します」「見えなくてもだいじょうぶ?」(あかね書房)

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Virginia Lee Burton
(ヴァージニア・リー・バートン)

1909年8月30日、アメリカのマサチューセッツ州に、工科大学の学長の父と詩人で音楽家の母との間に生まれる。カリフォルニアの美術学校で絵を学ぶ傍ら、一心にバレエを学んだ。一時はダンサーを目指したが、父親の説得により断念。その後の1931年に彫刻家のジョージ・ディミトリオスと結婚。画家として、絵本作家として、デザイナーとして、様々な活躍をした女性である。 1942年に『ちいさいおうち』でカルデコット賞受賞。以後永遠のベストセラー絵本として世界中のこどもたちに愛されている。日本には1964年に一度来日。命の尊さを描いた『せいめいのれきし』が遺作となった。 1968年、享年61歳。

Katy and the Big Snow

Virginia Lee Burton

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Walter A.Musciano
(ウォルター・A・マシアーノ)

1922年ニューヨーク市生まれ。アルバート・L・ルイスと同じく1930年から模型飛行機協会(AMA)のメンバー。少年期より自動車の魅力に取りつかれ、ついにフォーミュラFクラスのレースにまで関係。自動車、とくに模型自動車に造詣が深く、多くの記事を雑誌に寄稿、著書も多い。

AUTOMOBILES OF THE WORLD(世界自動車図鑑 -誕生から現在まで)

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Watase, Seizo
わたせせいぞう
(渡瀬政造)

1945年神戸市生まれ、北九州育ち。本名渡瀬政造。早稲田大学法学部卒業後、損害保険会社勤務を経て、漫画家として独立。オールカラーの独自の画風を持つ。1987年漫画「私立探偵フィリップ」で第33回文藝春秋漫画賞を受賞。

空とぶ自動車スキマー作戦」「ハートカクテル」「ボッチボン」(講談社)、「ふたりだけのシーズン」(角川書店)、「私立探偵フィリップ」(実業之日本社)

Apple Farm

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Watanabe, Kazuhiro
渡辺和博

コラムニスト、イラストレーター。1950年広島市生まれ。東京綜合写真専門学校に入学しカメラマンを目指すが中退。東京四谷の現代思潮社美学校に入りなおし赤瀬川原平に師事した。1975年、南伸坊の誘いで青林堂に入社。伝説的漫画誌『月刊漫画ガロ』編集長を経てフリーとなり、独得の「ヘタウマ」漫画と面白エッセイで多くの雑誌にコラムを持った。2007年2月6日に肝臓がんのため、56歳で死去。

エンスー養成講座」(二玄社)、 「金魂巻」(筑摩書房)

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Watanabe, Shigeo
渡辺茂男

1928年静岡市生まれ。慶應義塾大学図書館情報学科卒業。アメリカのウェスタンリザーブ大学大学院を修了後、ニューヨーク公共図書館児童部に勤務、慶應義塾大学文学部図書館学科教授を経て、フリーな立場で子どもの本の仕事に専念している。 児童文学の国際交流に力を注ぎ、国際児童図書名誉会員。「寺町三丁目十一番地」で1969年厚生大臣賞、70年サンケイ児童文化賞、80年モービル児童文化賞、「月夜のじどうしゃ」で講談社出版文化賞絵本賞を受賞。絵本、評論など多くの著訳書がある。 2006年11月逝去。

くるまはいくつ?」 「しょうぼうじどうしゃじぷた」「とらっくとらっくとらっく」 「もりのへなそうる」「寺町三丁目十一番地」(福音館書店)、「月夜のじどうしゃ」(講談社)、訳書に 「ちいさいしょうぼうじどうしゃ」、「エルマーのぼうけん」(福音館書店))、「おさるのジョージ」(岩波書店)

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Yamanaka, Fuyuji
山中冬児

おねえちゃんは しゃしょうさん

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Yazaki, Setsuo
やざき せつお
(矢崎節夫)

児童文学者。1947年東京都生まれ。早稲田大学英文科卒業。童話集「ほしとそらのしたで」(フレーベル館)で第21回赤い鳥文学賞、「童謡詩人金子みすずの生涯」(JULA出版局)で第17回日本自動文学学会賞、金子みすずの研究に対して日本童謡協会特別賞を受賞。翻訳、創作童話、童謡など、さまざまな分野の作品多数。

「ほしとそらのしたで」(フレーベル館)、「童謡詩人金子みすずの生涯」(JULA出版局)、「ぞうのなは」「にんじゃごろべえ−うみへいく ぱっ!」(フレーベル館)、「ねえ、まだつかないの?」(訳)

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Yasui, Sueko
やすい すえこ

1956年、東京都生まれ。コピーライターを経て、1978年頃から絵本のシナリオ、童話を書く。「たたんたん」(ひさかたチャイルド)で絵本にっぽん賞受賞。神奈川県座間市在住。

「はらぺこおおかみ」(金の星社)、「うさぎのさっちゃん」シリーズ(小学館)、「パパだいすきママだいすき」(岩崎書店)、「ヤンときいろいブルンル」「コスモスのはながさいたの」(フレーベル館)

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Yamamoto, Tadayoshi
山本忠敬

1916年東京に生まれる。1941年東京美術学校(現・東京藝術大学)工芸科図案部卒業。横浜シネマ漫画映画研究所員の傍ら、恩師監修の月間絵本に絵を描く。その後、軍に入隊するも病気のため除隊。終戦まで開成中学校の講師を勤める。戦後は、デザイン・挿絵・テレビコマーシャル・舞台装置・広告の仕事を始めるが、34歳のとき、同級生で児童文学者の瀬田貞二氏に誘われて『児童百科事典』(平凡社刊)の挿絵を描く。8年後、「ピー、うみへいく」(瀬田貞二作、福音館書店)でデビュー。2003年1月に86歳で亡くなるまで井の頭に住んだ。

しょうぼうじどうしゃじぷた」、「ピー、うみへいく」「とらっくとらっくとらっく」「のろまなローラー」「はたらくじどうしゃ1〜4」、「ずかん・じどうしゃ」「とべ!ちいさいプロペラき」「飛行機の歴史」(福音館書店)

山本忠敬の世界

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Yamawaki, Asako
山脇あさ子

1943年、京都府綾部市に生まれる。お茶ノ水女子大学理学部卒業。「ジャングルジム」同人、日本児童文学者協会会員。

ぼくおばけになりたくない」、「炎の中のコンテスト」(新日本出版社)、「まわれ地球ぎ」「校長先生のカモとり作戦」(岩崎書店)、「ぼくのゴーサイン」(大日本図書)

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Yamawaki, Yuriko
山脇百合子

旧姓大村百合子。中川李枝子さんの実妹である。1941年東京都出身の絵本作家、挿絵画家。東京都立西高等学校、上智大学外国語学部フランス語科卒。同校在学中から『いやいやえん』(絵本)の挿絵を手がける。1967年『ぐりとぐらのおきゃくさま』(福音館書店)で厚生大臣賞受賞。他受賞多数。楽しい挿絵は、日本の子供ばかりでなく海外でも高く評価され、「ぐりとぐら」は9ヶ国語に翻訳されている

ぐりとぐら」「いやいやえん」「ぐりとぐらのおきゃくさま」(福音館書店)

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Yokoyama, Ryuichi
横山隆一

1901年生まれの高知県高知市出身の漫画家、アニメーション作家。高知県立高知城東中学校(現・高知県立高知追手前高等学校)卒業。代表作は早稲田大学のマスコットキャラクターとしても有名な『フクちゃん』。2001年の没後「横山隆一記念まんが館」が故郷高知県に開館している

せいそうしゃくん

横山隆一記念まんが館

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Yoshinaga, Naoyuki
Yoshinaga, Saori
吉永なおゆき・吉永さおり夫妻

吉永夫妻は、長野在住の夫婦絵本ユニット。自然あふれる田舎でシンプルな生活を送りながら絵本作家として活躍中。最初の絵本「あなたはたいせつなたからもの」(よしなが なおゆき・文、ららひな・絵、主婦の友社)は、インターネットと口コミだけで世界中に広まり7000部を突破。

「あなたはたいせつなたからもの」(主婦の友社)、「トラックのくるまんとおじいちゃん

自然ねっと-絵本作家 吉永なおゆき さおり

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Yorimitsu, Takashi
依光 隆

挿絵画家、イラストレーター。1926年、高知県生まれ。出生時は川島隆。依光は結婚後に婿養子となったための妻の姓。大連に渡っていた未来派の詩人の兄・川島豊敏に呼び寄せられ、中学から終戦まで大連で育つ。大連美術学院油絵科卒。帰国後、高村光太郎に師事。共同通信社社会部を経てフリーになる。以降、SFから児童書まで幅広いジャンルの挿絵で活躍。早川文庫SFの「宇宙英雄ローダン」シリーズは、ライフワーク的仕事。『白旗の少女』の挿絵と装幀で1990年度児童福祉文化賞を受賞。現在、「創作集団プロミネンス」会長。

天の車」、「宇宙英雄ローダン」(早川書房)、「白旗の少女」(講談社)

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